はじめに
皆さん、明けましておめでとうございます! 大槌町は2011年3月11日の東日本大震災で、大きな被害を受けた町です。 たくさんの方々が亡くなられ、今もなお悲しみ、あるいは帰ってはこない家族の帰りを待ち続けている 人たちがいます。震災前にここに教会はなく、この大槌ジョイフルハウスはこの地域の人々を愛し、励まし、 神の愛と福音を届けるために用いられています。
主に従う
さて、主は私たちを召して聖徒とされました。ですから私たちは主に従うのです。 イエスも言われました。「もし私を愛しているなら、あなた方は私の戒めを守るはずです(ヨハネ14:15)。」 さらに言われました。「主を愛するなら主の御言葉を守ります(ヨハネ14:23)。」 もし御言葉を聞いても守らないなら、それはまるで砂の上に建てた家のようです。 洪水が来ると押し流されてしまいます(マタイ7:24-27)。 ですから、私たちは岩の上に建てられた家のように、主の御言葉を聞いて守り行いましょう。
主の命令
では、イエスが私たちに与えられた命令とは何でしょう。 マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネのすべての福音書、おまけに使徒の働きにまで、 それは記されています。それは、世界中の人々に福音を宣べ伝えよということです (マタイ28:19-20、マルコ16:15、ルカ24:47-48、ヨハネ20:21、使徒1:8)。 福音がすべての民族に宣べ伝えられたとき、主が帰って来られるのです。
未伝地
世界中でまだ福音が宣べ伝えられていない地域「未伝地」は、 世界地図の真ん中あたりの四角い窓になります。 具体的には、東アジアから中央アジア、中東、そしてアフリカ中北部になります。 この人々は一生に一度も福音を聞くことがないのです。 主はこれらの人々を深く憐れんでおられ、福音を宣べ伝えよと命じているのです。
福音を宣べ伝えるには
私たちの住む日本からもっとも近い「未伝地」は、実は日本です。 とくに日本の地方です。東北地方も教会のない地域がたくさんあります。 私たちはこれらの人々に福音を宣べ伝えてまいりましょう。
宣教のために私たちができること
では、福音を宣べ伝えるためには、どうしたらよいのでしょう。
(1)祈ること
私たちは何もできないようでも、祈りをもって福音宣教と人々が救われることを支援できるのです。 宣教師たちのため、現地教会の働きのため、そしてその町の人たちのため、祈り続けていきましょう。
(2)ささげること
大槌町はこれらの人たちに福音を届け、助けの手を伸べるために設立されました。 たくさんの教会とその兄弟姉妹たちが、大槌ジョイフルハウスの働きをご支援くださっておられることを 心より感謝いたします。 私たちが主の働きにささげるとき、それは天に宝を積むことになります。新改訳聖書2017年版では、ピリピ4:17には口座という表現になっています。私たちは天国に口座があって、そこに祝福の宝を積むことになるのです。たくさんのものをささげなければならないと思わないでください。 レプタ銅貨2枚をささげたやもめをイエスは誰よりも多くささげたとほめられました。私たちも自分にできる力でささげてまいりましょう。
(3)自分でも宣べ伝えること
宣教の情熱をもっているなら、それを実行しましょう。 とくに若者たちは宣教の情熱をもって、まずは宣教師とともに短期宣教旅行などを するとよいでしょう。この大槌ジョイフルハウスも日本チャーチオブゴッド教団が設立しました。 そのことを聞いたとき、私はその働きが祝福され、そこに遣わされている宣教師が 用いられるようにと祈り、ささげてきました。 ところがある日、大槌ジョイフルハウスで働いてくれませんかと頼まれました。 私は二つ返事で承諾しました。
聖霊が私たちを用いる
先日は釜石AGセンターのクリスマスイベントが大槌町であり、 そこでのメッセージを頼まれたとき、「わたしでもできるだろうか」と思いましたが、 主が働かれるので、私は心配する必要はないのです。 私は承諾し、イベントに臨みますと、130人位の人たちが集まって、福音を聞くことができました。 宣教の道が示されたとき、自分にできるだろうかと心配しないでください。 聖霊が私たちを用いて働いてくださるのです。
まとめ
私たちは宣教することを主から命じられています。 宣教のために、祈り、ささげ、自らも宣教に出かけてゆきましょう。 こうして宣教に参加していきましょう。
皆様に神の恵みがありますように。
ミジェル・アストコンドル